2014年1月17日金曜日

しごと


2014年。せっかくの旅行を振り返る暇が無いほど毎日、まいにち、あわただしい。
だらだらすることをこれほど愛しているわたしが、
こんなに仕事をかかえてしまっているのよえぇ!

忙しいときに1日の撮影が入るとすごく、しんどい。
でも今日はわたしの好きなカメラマンさんで、待ち時間に楽しい会話も多かった。
とても寛大だなぁ、と思えるひとで、アシスタントくんにもちゃんと接している。
その、30代にはあまり見えないカメラマンは、プロじゃない被写体を自然な状態にほぐし、
ごまかしじゃない表情を引き出すことに並はずれたセンスを持っている。
感覚を正確に述べると、表情を引き出すというより、
被写体はみな、うすい表情の幕に覆われてしまう感じがする。
覆われるというのはペルソナのようで語弊があるのは承知なんだけれど、
それは決して一般的な嘘の表情という意味ではなく、ちょっとしたとりつかれるための装置のよう。
(現場にいなきゃ伝わらないニュアンスだとは思うけれど。)
それから、そのおおらかさといったら一緒に仕事をしていても、
まるでスタンドの足に蹴躓くみたいに、しばしば寛大さの端っこと接触するような感覚がある。

30代のデザイナーやディレクターと一緒に仕事をしていると、
彼らの世代はかっこつけの世代なんだな、と思うことがよくあるのだけれど、
(それとも経験に脂がのるから?)
(そして私たち20代を見渡してみる限り、あんましかっこつけを言動の柱にしているひとは
いない、もちろん両者とも無自覚なところで。)
だからそういうのなしに、人の素質をとんでもなく感じられるのって、すごくいいこと!と思った1日だった。
明日もしごと。

0 件のコメント:

コメントを投稿